健康的なあなたのタイプに合ったダイエット法

 ただ体重を落とす=ダイエットと考えている方が多いのではないでしょうか?
極端な食事制限による一時的な減量は筋肉まで痩せてしまい、リバウンドしやすく、その後は痩せにくい体になってしまう不健康な減量法です。
 最初に[痩せる]と[やつれる]は、全く違うことを理解して下さい!
その為にも、体重だけでなく体脂肪や筋肉量・内臓脂肪レベル等も測れる体脂肪計や体組成計で、日々自身の状態に向き合うことが必要です。
 肥満や隠れ肥満を改善する正しいダイエットは見た目のスタイルを良くする事は勿論ですが、様々な症状の改善や病気の予防にもなる大切な事
です。肥満といってもタイプがあり、自分がどのタイプなのかを知り、その原因を知れば自分に合った対処法が見つかると思います。

■あなたはどのタイプの肥満?
 下記の項目で該当数が最も多いのがあなたのタイプです。ひとによっては複数のタイプにまたがる方もいると思います。

●食べ過ぎタイプ
 間食が多い
 朝食または昼食を抜きがちである
 甘いものに目がない
 あまり自炊しない
 早食いだと思う
 好き嫌いが多い
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●運動不足タイプ
 運動は好きではない
 一日に5000歩以下しかあるかない
 階段よりもエスカレーターやエレベーターを選びがち
 腹筋が10回できない
 休みの日は家にいる
 肩こりや腰痛が気になる
 < 運動不足タイプの対処法へ >

●代謝低下(脂肪が燃えにくい)タイプ
 汗をあまりかかない
 冷え症でさむがり
 体重が5kg以上増えた
 むくみやすい
 疲れがなかなかとれない
 筋肉があまりない
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●自律神経不調タイプ
 寝るのは12時過ぎである
 お風呂の時間が短い
 便秘症である
 睡眠不足がちである
 少々の暑さ寒さでも冷暖房機に頼る
 インドア派である
  < 自律神経不調タイプの対処法へ >

■タイプ別の原因と対処法
食べ過ぎタイプの対処法
 一つ目は、早食いに伴う食べ過ぎが原因です。
早食いをやめ、一口50回以上よく噛んでから飲み込むようにする。
その為には、箸やスプーンなどをその都度、器などに置くように習慣づけてゆっくり食べるようにする。
ゆっくり食べることにより、早食いの時よりも少ない量で満腹感を得ることができます。
 それは何故かというと、人の食欲は大脳の視床下部にある満腹中枢によってコントロールされています。
つまり、食物が体内に入って胃が拡張したという情報と、それらが消化・吸収され、その成分が血液中に入ることによって血糖値が上昇したという
情報が、満腹中枢に伝わり、やっと食欲にブレーキがかかる訳です。
 ところが、早食いの人は、そのブレーキがかかる前にどんどん食べてしまうので、結果食べ過ぎてしまいます。
それが肥満へとつながってしまうのです。

 二つ目は、過食によるカロリーの過剰摂取によるものなので、食べ過ぎや間食をやめ、摂取カロリーを考慮した食生活をすることです。

 三つ目は、偏食による野菜や果物などの不足です。
体の機能を正常に保ち、代謝酵素の働きを助けているビタミンやミネラルの不足になります。
結果脂肪の燃焼・分解をスムーズに行なえなくなります。

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運動不足タイプの対処法
 近所に行くのに自動車で移動したり、階段を利用せずエスカレーターやエレベーターばかり利用してしまい、歩くことが少ないことや、休日に
一日中室内でごろごろして過ごすなど体を動かさないことで、摂取エネルギーよりも運動による消費エネルギーが少ないことが原因です。

 運動というと特別に何かジョギングやジムでのトレーニングなどを始めなければと考えてしまい、どちらも二の足を踏んで始められなかったり、
始めても続かずにやめてしまうのが、この運動不足タイプだと思います。
 このタイプは、普段の生活の中で少しずつ体を動かすよう心掛け、習慣にする事が良いと思います。
 近所であれば自動車ではなく自転車や徒歩で出かける。これなら運動にもなりますし、ガソリンの節約にもなります。
結果、体も家計もスマートになれ一石二鳥です。また、 エレベーターやエスカレーターは、できるだけ利用せず、積極的に階段を利用するように
する。部屋の掃除や片付けをこまめにする。
また、これは運動ではありませんが、入浴がシャワーだけとかカラスの行水で時間が短い方は、温めのお湯にゆっくりと入るようにしましょう!
入浴時間を長くすることでも消費カロリーは増やせます。また、汗をかくことで、水分代謝も良くなります。
 入浴は、ただ体を清潔にするためだけのものではなく、温めのお湯にゆっくりと浸かり体の芯から温まることで、血行が良くなり筋肉のコリが
ほぐれ心身共にリラックスできます。特に半身浴はお勧めです。詳しくは、「 健康に良い半身浴法 」をご覧下さい。

運動を始めたい方へは、トップページの健康に役立つ色々な話に記載している簡単で効果的なスローステップ運動をお勧めします。

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代謝低下(脂肪が燃えにくい)タイプの対処法
 人は安静にしているだけでもエネルギーを消費します。これを基礎代謝といいます。 この基礎代謝は年齢と共に落ちていきます。
これを維持するには筋肉を落とさないことが大切です。
 例えば基礎代謝が低い人と高い人がいたとして、その二人が同じカロリーの食事をしたとします。
当然、基礎代謝の高い人の方が多くカロリーを消費します。その上この二人が同じ運動をしたとしたらどうでしょう?
更に消費カロリーに差が出ます。つまり、同じ食事をし、同じ運動をしたとしても基礎代謝が低い人は消費カロリーが少なく太りやすいのです。
逆に基礎代謝が高い人は消費カロリーも多く、痩せ易いのです。結果、基礎代謝の高い方は痩せやすく太りにくい体と言えます。
※運動不足タイプの対処法がこのタイプでも有効です。「 運動不足タイプの対処法 」も参考にして下さい。

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自律神経不調タイプの対処法

 まずは、自律神経について説明しますね。自律神経とは、自分の意志とは関係なく自動的に身体を調節してくれている神経のことです。
内臓や血管の働き・体温調節・睡眠等にも関係しています。例えば、緊張したり運動をすると心臓の鼓動が早くなるのは自律神経が心臓の働きを
自動的にコントロールしているからです。これが自律神経の働きのひとつなのです。
 自律神経は、相反する働きをする交感神経と副交感神経の二つからなります。
昼間の活動時には交感神経が優位となり、夜間の安静時には、副交感神経が優位に働いて、内臓や血管などを状況に応じて自動調節しています。
胃腸の働きは、副交感神経が優位になると消化吸収も活発に動き排便も促されます。
 こんな経験はありませんか?旅行や慣れない場所に行くと便秘気味になったり、夜なかなか眠れなくて寝不足になった。
 これは緊張によりリラックス出来ないために交感神経の方が優位となり、排便や睡眠を抑制しているのです。
この交感神経と副交感神経がバランス良く働かず、自律神経が不調となると、体調不良は勿論、内臓の働きも悪くなり、結果、摂取した栄養が効率
よく消費されず蓄えられてしまい、肥満にもつながるのです。

◎改善すべき自律神経を不調にしている悪い生活習慣

○夜更かしによる寝不足
 本来なら副交感神経が優位に働いて体を休めている時間なのに、日常的に深夜おそくまでテレビやスマホ・パソコンなどで起きている事で、夜間も
交感神経の方が優位となってしまい、不調となるのです。午後10時から午前2時は睡眠のゴールデンタイムです。
この時間帯が最も成長ホルモンが分泌されるからです。この成長ホルモンは代謝を促進し脂肪細胞を燃焼しやすくする働きもあります。できる限り
睡眠時間帯に取り入れましょう!

○過剰な冷暖房依存による体温調節の不調
 少々の暑さ寒さでも冷暖房機に依存し過ぎる生活をすると体温の調節をしている自律神経の働きが低下してしまいます。
夏場でもエアコンは28度に設定し、それでも暑い場合は扇風機を併用しましょう。

○良くない入浴法
 入浴はただ体を清潔にするためだけのものではなくて、温めのお湯にゆっくりつかり、体の芯から温まることで、血行が良くなり、筋肉のコリも
ほぐれ身心共にリラックス出来ます。それで、自然に副交感神経優位の状態へと移行できます。詳しくは「 健康に良い半身浴法 」をご覧下さい!
それがシャワーだけだったり、カラスの行水のような短い入浴であれば、その効果はありません。

 これらの生活習慣を改善することが、自律神経の働きを良くしていくことだと思います。詳しくは、「 自律神経を整え健康に 」もご覧下さい!

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