■冷え性改善に足の運動で健康な体になろう!
  もくじ
 ○ 不安定な足が様々な症状の原因に!
 ○ こんな方にお勧め!
 ○ 片足立ち測定テストの方法
  ○ 不安定な足の改善トレーニング法

●不安定な足が様々な症状の原因に!
 現代人は、自動車などの利用により歩くことが少なくなり、足本来の機能の踏ん張る、踏みしめる、指先でしっかりけるなどができない人が
増えています。そんな不安定な足が様々な症状の原因になっているのです。
 不安定な足で歩くということを体を積み木に例えてお話しますね。
その体に見立てた積み木を不安定な土台の上に載せて、常に揺らしている事と同じです。その積み木は、徐々に歪んでいきいずれは倒れますよね。
 身体も同様で、姿勢が歪んでしまったり、不安定な状態を膝や腰や首などが、常に補おうとします。それにより負担がかかり、いずれ膝や腰や首
などを悪くしてしまうことになるのです。
 特に最上部にあり、成人で約5kgもある頭を支えている首への負担は大きいのです。
 首は自律神経とも関係が深い為、首だけの症状でなく、自律神経失調症など様々な病気の原因にもなるのです。

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●こんな方にお勧め!
・足の冷える方
・外反母趾がある方
・足底にタコや魚の目等ある方
・膝や腰や首が悪い方

上記の症状がない方でも下記の片足立ちで安定して30秒以上立っていられない方は不安定な足の持ち主です。

●片足立ち測定テストの方法
  滑りにくい床の上で素足になり、両手は腰に置きます。
上げる足は軸足に触れないようにし、高さや位置は自由です。


◎測定終了のポイント
 上げた足が床に付くのは勿論ですが、ふらついて軸足がずれたり、手が腰から離れたり、上げた足が長時間軸足に触れてもその時点で終了です。
※特に高齢の方は転倒には十分に注意して行なって下さいね!

 どうでしたか?
この片足立ちが30秒もできない方は、足の指を十分に使えていない不安定な足の持ち主であり、体に歪みのある可能性の高い方と言えます。

そんな方は、下記の「不安定な足の改善トレーニング法」を行なうことをお勧めします。
この片足立ちができる秒数を始める前と半月後・一ヶ月後と、記録して比較していくと、トレーニングの成果も確認できますよ!
それが継続していく励みになるので行なってみて下さいね!

●不安定な足の改善トレーニング法

1.足指関節の上下運動
 まず母趾を自分の手でしっかりつかむ。
 足指の付け根の関節から上向き(指を反らす)に 10回行い、次に下向き(指を曲げる)に10回行う。
 これを順番に小指まで行う。

2.足指の指回し運動
 まず母趾を自分の手でしっかりつかむ。
 足指の付け根の関節から右回し10回行い、次に左回し10回行う。
 これを順番に小指まで行う。

 この1・2の運動は、足指関節の可動域を広げ、靱帯や関節の柔軟性を高めます。
関節が硬いと、足指を思うように動かすことすらできなくなるので念入りに!

3.足の指でのグー・チョキ・パー運動
 手などの介助を加えずに、足指5本をしっかり曲げる(グー)、


指一本ずつがしっかり離れて開いた(パー)の動作を繰り返し行う。


 このときに、ひとつひとつの動作をゆっくり、尚かつしっかりと行なってください。
  特にグーの時、それぞれの5本の指に意識を持ってきて一本ずつ丁寧に力を入れていくことが大切です。
 回数は、グーパーを1回として10回を2セット程行なう。
 次に親指だけを上に反らすチョキを10回と、


逆に親指だけを下に曲げるチョキも10回行う。


※指がうまく開かない人は、風呂などで足のそれぞれの指の間を 良く揉んで 柔らかくすると良いです。
これをするだけで、かなりの足の冷えも改善します。

4.つま先立ち運動
 @立位でつま先立ちとなり、ゆっくりかかとを上げ下げを10回を2セット行う。
 A立位で、すばやくかかとを上げ下げを10回を2セット行う。
※爪先立ちが、不安定で転倒しそうな方は、壁に両手をついたり、椅子の背もたれ等に捕まったりして、安全に行なって下さい!

 @の運動で、足の縦アーチを支える後脛骨筋と腓骨筋群を鍛えることができます。
 Aの運動は、同じつま先立ちでもすばやく行うと、ふくらはぎ(腓腹筋)を鍛える運動となります。
 ふくらはぎは、足まで下りてきた血液を重力に逆らい、心臓へ戻すポンプのような大切な働きをしています。
 「第2の心臓」と呼ばれたりもしています。
 長時間座っていたり、同じ場所に立ちっぱなしでいると、足が浮腫むのは、このふくらはぎを動かしてないからです。

5.立ちかがみ運動
  足の拇指に体重を移動しながらゆっくりかがむ。
かがむ
に拇指にしっかり体重を乗せて、そのまま立ち上がる事を10回繰り返す。
※この運動時に膝に痛みがある方は、無理せず1〜4までの運動を行って下さい!

 1〜5の運動により、萎縮した足指の筋肉や膠着した靱帯を刺激することで、足本来の機能の踏ん張る、踏みしめる、指先でしっかりけるなどが
できるようになることで、歩く際の不安定からくる過剰な揺れや衝撃を防止できるようになり、膝・腰・首への過剰な負担もなくなり、体調改善に
役立つことと思います。

 これらの運動を毎日継続する為には、時間帯を決めて行うことをお勧めします。

※運動の回数はひとつの目安なので、各自が自分に合った回数で行なって下さい!
※紹介したこれらの運動は、正しく無理せず安全に、自己責任で行なって下さいね!

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